2014年07月06日
顎を動かすと痛い、カクンと音がする、口が大きく開かない、噛み合わせがうまくいかない…
これらは、顎関節症といわれる症状で、悩んでいる方も意外に多いです。
あごだから歯科医院で治らないのでは、、とあきらめず、まずお気軽に相談して下さい。
〈顎を動かすと痛い…〉
痛む場所は耳の前の顎関節あたりが多いのですが、頭痛を感じる人もいますし、肩こり、腰痛、手指のしびれを伴う場合もあります。
〈顎を動かす時、音がする…〉
口を開ける時カクンと音がする人はたくさんいますが、痛みがなく何年たっても変化がない場合は、障害がひどくなることはないでしょう。注意したいのは変化していく音。だんだん大きく響くようになったり、「ザラザラ」「ギシギシ」という音が出る場合、顎関節症がかんがえられます。
〈あまり大きく口が開かない…〉
顎を動かすことで痛みが出るため、無意識のうちに周囲の筋肉も顎を動かさないように抑えてしまい、口が開きにくくなります。
〈急に噛み合わせが変化した…〉
関節や筋肉な問題があると、それらがうごかしている顎の動きをかえるので、噛み合わせた時の歯の接触位置も変わります。また噛み合わせ自体は変化していなくても、痛みによって脳に伝わる感覚に変化がおこり、噛み合わせが変わったと感じることもあります。
歯科医院での治療法は、
・まるめ歯科では噛み合わせの機械を使って正しい噛み合わせの位置のチェックをしたり、スプリント(マウスピース)をはめてもらい、ある程度の期間、調整と観察を続けます。
・咬合治療として、噛み合わせが不安定で症状が改善されない場合、歯を移動させる矯正治療、歯を作る補綴治療、またはその組み合わせによる治療を行います。
費用は、
基本的検査や治療はすべて健康保険内ですが、症状が緩和された後で噛み合わせを改善するための歯列矯正、歯のかぶせものやマウスピースを作る時は保険がきかないものもありますので、ご相談ください。
治療期間は、
1~2週間で済むものから、2~3年かかるものまでさまざまです。精神的に大きな障害を抱えていたり、仕事上での問題をさけることが難しい人ではその改善が症状改善の条件になる場合があります。それらの問題を自覚して取り組む積極的姿勢が治療期間の短縮にもつながります。
20~30年前は、顎関節症という病気は一般的ではありませんでしたが、噛み合わせの悪い人が増えているとともに、ストレス社会の中で顎関節に問題を抱える人も多くなっています。
悩まれている方は一度ご相談ください。
歯科衛生士 手嶋
福岡市中央区地行の歯医者、まるめ歯科は歯周病や虫歯の予防・噛み合わせ治療にも力を入れている唐人町駅すぐ、地行・大濠・唐人町の歯科医院です。親知らずの抜歯、大人の矯正、バイオブロック治療も行います。